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竹パウダー製造現場見学記

  ★★竹パウダー製造現場見学記★★

     実施日:2013年6月11日(火) 
     場所:林庭園設計事務所(八王子)ほか
     参加者:6人
                             M.M記

 ダンボールコンポストの基材については、私たちもいろいろ試行錯誤しながら進めてきました。
なんといっても使いやすさが一番ですが、環境負荷の少ないもの、できれば地産地消の基材でという点で、今回の竹パウダーの見学となりました。
 日野市では竹パウダーを基材にダンボールコンポストを進めていて、日野市のせせらぎ農園を見学した際に、私たちも購入してきたことがきっかけです。メンバー4人の内、竹パウダーのみと、竹パウダー+そば殻くん炭とに分かれて実践しています。
今のところは水分調整、臭い、扱いやすさを比較しても、今まで使っているココピート+そば殻くん炭と大差はないようです。
最終的に「何キログラムの生ごみを処理できるか?」「虫についてはどうか?」「成分分析結果は?」など 調べて確認すべき課題はあります。

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 日本のどこにでもある竹を基材として利用できれば、とても有効な資源となり得ますが、竹パウダーにするまでには、竹を砕いてチップにするのと チップに圧をかけてパウダーにする2工程が必要です。機械で竹を砕く時に出る音は、ちょうど道路工事でコンクリートにドリルで穴をあけるくらいと思ってください。パウダーにする機械は500万から1000万円と高くて市民活動には手も出ませんが、川崎市の予算で車一~二台分と考えればそんなに高いものではないのかも?
 

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 竹パウダーの効能は植物の根元に置くだけで、雑草は生えず、乳酸菌たっぷりのマルチィングとして、有効であることを製造元の林さんのお話からわかりました。製造現場を見た後に、実際にリンゴ園に行ってそのことがうなずけました。
 

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 今の時点では、竹パウダーはコスト面で割高になりますが、それを少しでもクリアーして、川崎市内でも製造が可能となれば、現在輸入しているココピートを使うよりも地球にはやさしく、資源循環の輪ができます。

 当会ではダンボールコンポスト基材としての竹パウダーに着眼しましたが、竹林整備という観点から「川崎市で竹パウダーを製造したい。」という思いは「麻生区里ボラの会」も同様です。これからは そちらにバトンタッチして、川崎中の関連団体とも連携していきながら 実用化を模索したいと思います。


コメント(1) 
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コメント 1

株の入門

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 株の入門 (2013-10-10 10:26) 

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