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かわさき生ごみリサイクル交流会 [生ごみリサイクル]

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 「生ごみの農業利用について」

日時:2020年11月15日(日)13:30~15:30
場所:高津市民館 12F 大会議室
参加者:?人(ブース:12人)    M.M記

 地球温暖化が待ったなしの今こそ、今回の第1部のタイトル「生ごみの農業利用」は、国連で2015年に採択された「持続可能な開発のための目標」SDGsの一つに廃棄物の発生抑制・再生利用という点でピッタリなテーマでした。

 講師は神奈川県農業技術センターで生ごみなど未利用資源の農業利用に関する技術開発に取り組んでこられた竹本稔氏で、農業の分野から見ると、生ごみの利用は化学肥料や農薬の使用を減らし、環境保全型農業として位置づけらます。生ごみを堆肥にして使用すると、土壌が団粒構造化し、リン酸吸収の増加などの土壌改良効果があり、品質向上、増収が望めます。
 私たちも実際に畑で野菜を育てたり、花壇で花を育ててみて、講師のお話しの内容を確信できました。10年以上活動する中で、講座を開き、多くの方と生ごみ堆肥の威力を共有してきました。

 また、昨今のコロナ下で、家で過ごす時間が増え、今までの価値観が変わってきて、出た生ごみを堆肥化し、野菜を育てるということが特に若い層に人気となっています。
 そのことを証明するかのように、今回の交流会の相談ブースには、テレビでも紹介されたLFCコンポストが展示され、皆さんの関心を呼びました。ダンボールコンポストと同じ原理ですが、箱がおしゃれなバックに代わり、その中でたい肥を作り、できた堆肥と土を混ぜバックがプランターに変身するというもので、働き盛りの若い層に爆発的に売れています。
 今回の交流会も今までになく、30代くらいの若い方が数名参加され、今後の生ごみリサイクルに新風を吹き込んでくれるのでは?と期待が持てました。
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 第2部は生ごみ堆肥化を実践している団体からの発表でした。今までは北部に偏りがちでしたが、今回は中原区のNPO法人あかねの福祉交流農園と川崎区の貝塚公園管理運営協議会の花壇活動の様子をいきいきと伝えて頂きました。
 福祉交流農園は事前に実行委員会で見学し、貝塚公園管理運営協議会は当会で講座を開いたグループで、地域で生ごみ堆肥をツールにコミュニティーの輪が広がっていることに気が付かされました。今後益々の発展を願っています。
 生ごみリサイクル交流会も今年は10回を迎えることになり、世の中の変化とともに、人々に受け入れられるようになってきたと感じます。今後が楽しみです。


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